肝臓機能低下のお話し [オカメインコ、みらくるの部屋]
今日は肝臓機能低下についてのお話をしたいと思います。
みらくる隊長は生まれてから11歳まで病院に行ったことがありませんでした。
お迎えした当時も、健康診断などに連れていく事などが分かりませんでした。
幸い、ずっと病気知らずで、元気に過ごしていました。
調子が悪いのかなと思ったことでは、うんちが緩くなったことが数回あったくらいです。
しかし、11歳になったころ、くちばしがどんどん伸びてきてしまいました。
(↑この写真はやや伸びている状態の時です。)
おかしいなと思い、近くで鳥も診てくれるという病院をみつけ、連れていきました。
その病院での診断は心臓が悪いとの事でした。
クチバシを切ってもらい薬をもらって数週間飲ませ、様子を見ていました。
しかし、またクチバシが伸びてきてしまい、
(1か月もせずにまた同じくらいの長さになりました。)
今度は、ある日突然、痙攣を起こしてしまいました。
びっくりして、病院に行かなくては、と思った時に、
札幌に鳥専門の病院があるのを知り、すぐにそこに電話をして
診てもらう事になりました。
診断結果は、肝臓が悪いという事でした。
肝機能低下の典型的な症状としては、羽の色が黄色味を帯びてきます。
(白い部分もグレーの部分も黄色みを帯びてきます)
その他の症状は、尾羽の脇からフェザーが
異常にのびてフサフサ出てきてしまったり、
(↑上写真はくちばしを切った後。。)
クチバシが伸びてきて、痙攣も出たりするとのことです。
(尾羽両脇からフサフサ出ていました。↑)
みらくる隊長の場合は、このフサフサがなくなり、
クチバシの伸びがなくなるまで、数か月間、強肝剤を飲みました。
原因は太りすぎで、この当時100g以上はありました。
薬を飲みながら、ダイエットを頑張って、体重を85g~90gへキープしましょうと
先生に言われ日々頑張りました。
(ダイエットを頑張っていたころ。。94g・・・。)
毎日、好きなだけご飯を食べていたので、ちょっとかわいそうでした。
この頃から、肝臓の悪い子用のペレット「フォーミュラAL」に挑戦しました。
最初は全く食べませんでした。。。
そこで、先生に相談したところ、粉状にして餌に混ぜ、
少しでも口に入ればいいので、とアドバイスをいただきましたので、
根気よく混ぜて与えました。
そうして数年経つうちに、固形状でもシードがなくなると
食べるようになってくれました。
この時は、最初は皮付きのシード8g~10g、ペレット3gでした。
その後、痩せなくて(´Д`)、、シード5g~8g、ペレット3gになります。
(このペレットは栄養がたっぷり入っているのでビタミン剤、ミネラルなどは
必要ないと言われていました。)
長生きできたのは、このペレットのおかげもあるなぁと今では思っています。
(みらくる隊長は野菜嫌いでもあったので・・・)
最初の肝臓機能低下から4年くらいの間、数回投薬治療を行いました。
治っては再発を数回繰り返してしまいます。
油断して太ってしまうという事が原因でした。
おやつをあげてしまっていた、私もかなり反省しています。(´Д`)
↓フサフサも、お洒落さんのNewファッションのようです。。。
食玩のピザを狙っています^m^ 11歳の頃。。
冷やし中華もお好きな、みらくる隊長!!^m^
写真を整理していたら出てきました。。
太りすぎによって肝機能が低下した場合、早期に投薬治療をとダイエット
をすれば、早くに完治すると思います。
<みらくる隊長の場合の、肝機能低下の症状>
1、羽毛が黄色味を帯びてくる
2、尾羽付近から、フェザーのような羽がもさもさ出てくる
(尾羽付近でなくてももさもさ出てきたら怪しいです)
3、くちばしが伸びてくる
(餌を食べるのも困難になってくる、
首を横にかしげないと食べれないなど)
4、痙攣をおこす
鳥専門の病院を見つけることができたことで、痙攣が出るまでになって
しまいましたが、治療して完治することができました。
本当によかった。。
当時の先生のお話を思い出すと、10歳くらいから体調を悪くする
オカメさんが多いとのことです。
10歳を過ぎたら、太りすぎに注意した方が良いとのことでした。
最近、肝機能低下のオカメさんも多いと聞きましたので、この記事が
皆さんのオカメさん達の健康のお役に立てればいいなと思います。
↑チョコエッグ団を率いていたころの、健康で勇ましい、みらくる隊長!!
私は元気で面白い みらくる君しか知らなかったですが、以前にはそんな病気をされてたのですネ!!
クチバシ切るのは痛いそうですよネ!!
みらくる君の羽根の白い所が黄色くなったり、ホワホワな毛がはみ出したり、ちょっとした変化は見逃してはいけませんネ!!
教えてくださってありがとうございました!!
みらくる君がオカメ星に戻って寂しいでしょう・・・。
オカメちゃん、お迎えとかは考えられませんか?
(´・ω・`)
by dolce (2016-11-03 16:14)
chihoさん、とても勉強になるお話を書いていただいてありがとうございました。
10歳といえば、「粗食に徹したほうがいいお年頃」ですね。人間もそうですが、太る=病気を誘発しやすい、、、どなりますよね。
もんじろうは、急性ウィルス性肝臓病でしたので、「肥満」とはちがいますがやはり、同じペレットが処方されていて、これを食べてもんじろうも元気になつていったのを思い出しました。
そうなんですよね、飼い主さんの注意で肝臓病はふせげますし、通院すれば、完治しますね。
また、もんじろうファミリーが似たような病気になつたりしてもその時はあわてないで、みらくるくんのことを思い出します。
ありがとうございました。
by もんじろうの飼い主 (2016-11-04 12:29)
昨年かわいいおかめのメイを突然亡くしました。それから、紋次郎の読者になっていろいろと勉強中です。くちばし伸びるのは以前飼っていた小桜インコがそうでした。最後はけいれんを起こし死んでしまいましたが、肝臓が悪かったのか。鳥専門の病院が出来たので何かあれば連れて行かなければなりませんね。この間、もも(メス10歳 卵による不調) 入院しました。3万位かかりましたが元気です。元気だとうれしいです。
by 紋次郎の読者のO577です (2016-11-04 19:26)
Chihoさん、みらくるくんの様子、お世話のポイントをとてもわかりやすく書いていただき、本当にありがとうございます。
実は、たね丸がまさにその状態なんです。
今年に入って、福が大きな手術を3回受け、たね丸と遊ぶ時間が激減、鳴き叫ぶたね丸をだますように嗜好性の高いおやつを与えた結果が肥満。飼い主の責任以外の何物でもありません。今、ダイエットと肝臓のサプリメントを飲んで頑張っているところです。
みらくるくんもそんな大変な時期を乗り越えてのご長寿だったんですね。早期発見早期治療、そしてそうならないための日々のお世話。肝に命じてこれからを過ごしていきたいと思います。
オカメ星にいるみらくるくんからのメッセージ、しかと承りました!
by SUMAKO (2016-11-04 20:02)
dolceさん、くちばしは大きめの爪切りのようなもので
先生がきってくれました。
随分伸びていて餌が食べづらかったので、切った後は
快適なご飯タイムを過ごしていたのを覚えています。
それから、実は今、みらくる隊長がオカメ星から
地球に派遣したオカメ族を密かに探しているのです。。
ビビッと来たらそれがみらくる部隊、隊員の
合図と思っています!!
by Chiho (2016-11-04 21:58)
もんじろうの飼い主さん、私も以前もんじろうくんの
急性ウィルス性肝臓病読ませていただき、勉強になりました。
太りすぎの場合は、やはりおやつですが、
可愛い顔でおねだりされるとついつい・・・・(´Д`)
オカメさんを飼う方が増えていますので、
飼い主さん同士で情報交換をすることで、長生きで
幸せなオカメさんが増えるといいですよね。
こちらこそ、いつもありがとうございます!
by Chiho (2016-11-04 22:05)
紋次郎の読者のO577ですさん、おかめのメイちゃんを
亡くされてお辛い事と思います。
でも、きっとオカメ星でみんなで楽しく
過ごしていると思います。
以前飼われていた、小桜インコさんはもしかしたら肝臓病だったかもしれませんね。
ももちゃんには、これからも元気で長生きしてほしいです。
10歳でしたら、まだまだこれからです!(´▽`)
是非、ご長寿オカメさんを目指してくださいね!
by Chiho (2016-11-04 22:15)
SUMAKOさん、たね丸君はまだ若いので、
すぐに肝臓がという事はないと思いますが、
念のためダイエット頑張ってください。
肝臓のサプリメントと言うのも良いですね。
みらくる隊長が肥満になった原因は、、
ずばり、ピーナツでした(´Д`)
所で福くんの具合はいかがでしょうか?
気になっています。
by Chiho (2016-11-04 22:26)
みらくる君が、オカメ星から、オカメ族を派遣してくれたのですネ!!
どんな派遣オカメなのかとっても楽しみです☆
(*^▽^*)
by dolce (2016-11-05 00:04)
dolceさん、派遣オカメちゃん、北海道のどこかに
いるはずなのですが・・・。
中々見つかりませんが、頑張って捜索します!
by Chiho (2016-11-05 10:30)
いつも楽しい記事ばかりだったのでその裏で闘病生活していたとはまったくわかりませんでした。鳥さんって内臓が悪いと表面にでてくるんですね。知りませんでした。私も甘やかしてオヤツ結構与えているのでやはり反省しました・・・。
by みぃにゃん (2016-11-06 22:13)
みらくるくん、いろいろと大変だったのですね。
Chihoさんも長い間のみらくるくんの体調管理に
気を付けていらしたのですね。
とてもつらいのに、貴重な情報をありがとうございました。
うちのオカメたちにも気を付けて参ります。
by にゃー (2016-11-07 00:38)
みぃにゃんさん、鳥は太ってもあまりわからなくて
結構進行してから気が付きました。
かわいい顔でおねだりされると、
ついついおやつをあげてしまいすよね。
ロッキー君、大好きなジャーキーとの戦いですね^m^
by Chiho (2016-11-08 09:36)
にゃーさん、読んでくださってありがとうございます。
肝機能の改善は時間はかかりましたが、
日々気を付けることで治りました。
はやて君とみずほちゃんも気を付けて、健康な毎日を
過ごしてほしいです!
by Chiho (2016-11-08 09:39)
初めまして。
今日は2019年の4月24日、平成もあと少しで終わりの頃になってコメントをさせていただきます。
「尾羽付近から、フェザーのような羽がもさもさ出てくる」
…去年暮れに我が家のシナモン・オカメも同じ症状で、2週間ほどの間は放鳥しても落ち着かずの状態に困惑しておりました。
その状態は治まりましたが、それから徐々に嘴が伸び始め、黄色の羽が1箇所だけ混じり…肝臓疾患を疑いコチラのブログにたどり着きました!
当時、フェザーのようもさもさをネットで検索してもヒットせず、換羽に関わる何かかと思っておりました。
体重多め…も含めてみらくる隊長さんと状態が同じで、大変に参考になり、本日急いで病院の予約を入れました。
これから健康な体に戻すための第一歩となりそうです。
有力な情報を有難うございました。
by ユー (2019-04-24 10:55)
ユーさん、こちらのブログが参考になり良かったです。
肝機能低下は、早くに治療とダイエットを始めることで、
完治します。
鳥専門、もしくは鳥のことに詳しい病院で診察していただけると
間違いないと思います。
ユーさんの大事なオカメちゃんが早く良くなり、
長生きできることを願っています。^^
本当に良かった!!
by Chiho (2019-04-24 21:16)